沐浴卒業後のワンオペお風呂も安心!バスタイム完全ガイド【新生児~2歳】

沐浴卒業後のワンオペお風呂も安心!バスタイム完全ガイド【新生児~2歳】

沐浴卒業から2歳までの成長段階にあるお子さんを持つ親御さんが、ワンオペでお風呂の時間を安全に過ごすための方法をお伝えします。赤ちゃんとの毎日のバスタイムを、安全で素晴らしい時間にしましょう。

沐浴卒業後のワンオペお風呂の基本的な手順

部屋と浴室内の温度を調整する

部屋と浴室の温度調整は、特に体温調節機能が未熟な新生児や乳幼児が湯冷めしないようにするために重要です。冬期は20〜25℃、夏期は外気温より4〜5℃低く設定することが理想的です。適切な温度管理により、赤ちゃんの湯冷めや風邪のリスクを減らしましょう。

お風呂に必要なものを準備

赤ちゃんをお風呂に入れた後すぐに体を拭き、スキンケアをし清潔な肌着に着替えさせる必要があるため、入浴前に必要なものを準備しておきます。

必要なもの

  • 赤ちゃんのバスタオル【赤ちゃんを包める大判サイズ】
  • 清潔な肌着
  • ベビーウェア
  • 新しいおむつ
  • 赤ちゃんのスキンケアグッズ
  • 自分用の着替え
  • 自分用のタオル

これらを事前に準備することで、お風呂上りの赤ちゃんのケアを効率的に行うことができ、赤ちゃんも親もストレスを感じることなく、楽しいバスタイムを過ごすことが可能になります。

赤ちゃんの「待たせ方が重要」安全な待機場所を確保

赤ちゃんの安全な待機場所を確保することは、親が自分を洗っている間に赤ちゃんが安全に待機するために不可欠です。

例えば、

  • 浴室のドアを開けて見守れる場所にバスタオルなどで寝られる場所をつくり待たせる
  • スペースがあるならハイローチェアやバウンサーにのせて脱衣所で待たせる
  • 可能であればバスタイム中も赤ちゃんを視界に入れるようにするとより安全なバスタイムを過ごすことができます。

自分の髪や体を洗う

自分の髪や体を洗う際は、赤ちゃんを先にお風呂に入れる必要はありません。脱衣所で待ってもらう事により自身が身体を洗っている間に赤ちゃんを濡れた状態で放置せずに済みます。赤ちゃんが寒くならないように、タオルで覆うなどして暖かく保ちながら、安心できるよう声かけを続けましょう。

赤ちゃんの体を洗う

スポンジ等では赤ちゃんの肌を傷つけてしまう可能性があるので、赤ちゃんのデリケートな肌を洗う際は、優しく手で洗いましょう。手のひらや指を使ってやさしく洗うことで、赤ちゃんの肌を清潔に保ちつつ、肌トラブルを避けることができます。

顔の洗い方

赤ちゃんの顔を洗う際は、全身用ボディソープを使い顔のTゾーン(特に汚れが溜まりやすいため、これらの部分を中心にしっかりと洗うことが重要です。

頭の洗い方

頭部は、体の他の部位と比較して皮脂腺が集中しており、皮脂汚れが溜まりやすいため、専用のシャンプーを使用して洗いましょう。耳に水が入ることを心配するかもしれませんが、耳をふさぐとかえって鼓膜に負担がかかるため、水が耳に入らないように注意しながらも、シャンプーの泡を優しく流してください。

参照:日本香粧品学会誌 Vol. 40, No. 2, pp. 93–96 (2016)

体の洗い方

お腹や背中だけじゃなくて、首の後ろや太ももの間、手首のしわの部分みたいに、肌同士がくっついているところも、しっかりと肌をのばしながらきれいに洗いましょう。

赤ちゃんと一緒にお風呂に入る

赤ちゃんとのお風呂は、湯温をややぬるめの37℃から39℃に設定しよう。赤ちゃんのお風呂時間は5分以内が目安。これは、赤ちゃんが長時間お風呂にいると体力を消耗し疲れてしまわない為です。

赤ちゃんのスキンケア

赤ちゃんの肌は大人より薄く、その薄くてデリケートな肌は、皮膚の中から水分が逃げだすのを防いだり、外部の刺激を防ぐバリア機能が未発達です。そのため、お風呂から上がった後には、スキンケア製品を使って赤ちゃんの肌に必要な水分や油分をしっかりと補給してあげることが重要です。

参照:Skin thickness in young infants and adolescents: Applications for intradermal vaccination

参照:日本香粧品学会誌 Vol. 38, No. 1, pp. 28–36 (2014)


参照:厚生労働省|推計外来患者数,性・年齢階級(5歳) × 傷病分類 × 病院-一般診療所・外来(初診-再来)別

赤ちゃんの着替え

赤ちゃんの着替えで時間がかかる場合は、湯冷めを防ぐためにも温められた部屋で行いましょう。部屋を適度に暖めておくことで、赤ちゃんを快適に保ちながら、安全に着替えさせることができます。この簡単な対策で、赤ちゃんを湯冷めや風邪から守り、健やかな状態を維持できます。

沐浴卒業から2歳頃までのワンオペお風呂の入れ方と注意点は?

生後1カ月頃~首すわりの頃のワンオペお風呂の入れ方と注意点(生後1カ月頃〜3カ月頃)

生後1カ月頃~首すわりの頃のワンオペお風呂の入れ方

生後1ヶ月頃から首がしっかりと座るまでの赤ちゃんをお風呂に入れる際は、ワンオペお風呂の基本的な手順を参考にしてみてください。この時期の赤ちゃんはまだ非常に小さく、首も自力で支えられないため、安全に配慮しながらお風呂に入れることが重要です。

生後1カ月頃~首すわりの頃のワンオペお風呂の注意点

首の後ろを常にしっかりと支えることが重要です。この時期の赤ちゃんは、全身の筋肉がまだ十分に発達しておらず、特に重い頭を自力でしっかりと支えることができません。そのため、赤ちゃんを安全にお風呂に入れるには、親が手で赤ちゃんの首や頭を支え、安定させることが大切です。

首すわり~寝返り・おすわりの頃のワンオペお風呂のポイント(生後3カ月頃~6カ月頃)

首すわり〜寝返り・おすわりの頃のワンオペお風呂の入れ方

首すわり~寝返り・おすわりの頃から脱衣所に待たせるのではなく親が一緒にお風呂に入ることが多くなるのではないでしょうか?

この成長段階の赤ちゃんは、動きが活発になり寝返りやハイハイなど動き回るので,浴室内にバスマットなどを敷き目の届く範囲で見守りましょう,おすわりが出来るようならバスチェアのような入浴補助機を使い一緒に入るか、脱衣所にバウンサー座らせて待ってもらう方法もあります。

首すわり〜寝返り・おすわりの頃のワンオペお風呂の注意点

赤ちゃんが4から5ヶ月になると、一般的には離乳食の準備期に入ります。この時期は、赤ちゃんが強い好奇心を持ち始め、手に触れるものなんでも口に入れてみたくなります。その為、お風呂場では石鹸などを口に入れないようにするように注意を払う事が重要です

おすわり〜つかまり立ちの頃のワンオペお風呂のポイント(生後6カ月頃~1歳頃)

おすわり〜つかまり立ちの頃のワンオペお風呂の入れ方

赤ちゃんが自分で座ることができるようになると、入浴補助機具(ハグベアーやバスチェア)が大変役立ちます。親が赤ちゃんを支えやすくなるため、お風呂の時間がより安全で楽しいものになります。

おすわり〜つかまり立ちの頃のワンオペお風呂の注意点

家の中で一番転倒しやすく、滑りやすい場所はお風呂場です。お風呂場での安全対策、例えば滑り止めマットの使用が有効です。これにより、お風呂場での転倒事故を防ぎ、安全にバスタイムを楽しむことができます。

つかまり立ち〜あんよ以降のワンオペお風呂のポイント(1歳頃~2歳頃)

つかまり立ち〜あんよ以降のワンオペお風呂の入れ方

赤ちゃんがバスタブにつかまって自分で体を支えられるようになると、赤ちゃんの性格によってはワンオペでのお風呂の時間が少し楽になります。赤ちゃんがより自立して動けるようになるため、親は赤ちゃんを支える必要が減り、両手が自由になって赤ちゃんを洗いやすくなります。

ただ、動きすぎてしまって洗いづらかったり、待機中に動き出してしまう心配が増えるので、活発過ぎる赤ちゃんには対策が必要になります。また転倒する恐れもあるのでこの段階でもお風呂では気を抜いてはいけません。

つかまり立ち〜あんよ以降のワンオペお風呂の注意点

つかまり立ちの時と同じですがつかまり立ちだけでなく歩けるようになるので、お風呂場での安全対策が更に重要です。これにより、お風呂場での転倒事故を防ぎ、安全にバスタイムを楽しむことができます。

ワンオペお風呂で2人をお風呂に入れるときのポイント

洗う順番は「上の子→大人→下の子」

ワンオペで子どもを2人お風呂に入れる場合、年齢差にもよりますが洗う順番は「上の子→大人→下の子」とするのがおすすめです。

上の子は洗い終わったらお風呂の中で待ってもらい、ママ自身が洗ったのちに、安全な場所で待ってもらっていた下の子を洗いましょう!

上がる順番は下の子と大人→上の子

最初に下の子と大人が上がることで、下の子への必要なケアを速やかに行いつつ、大人も自身の体を拭いて着替えることができます。その間、上の子はお風呂で少し長く遊んだり、上の子は自分で身体を拭いてもらったりしましょう。

ワンオペお風呂の便利グッズって何がある?

HUGBEAR | ハグベアー

HUGBEAR(ハグベアー)は、ワンオペでのお風呂の時間に快適できる便利なアイテムです。特に赤ちゃんをお風呂の中で安定させる際に役立ちます。HUGBEAR(ハグベアー)を使う事で、赤ちゃんは快適にサポートされ、お風呂の中で安心して過ごすことができます。

HUGBEAR | ハグベアー ベビーバス お風呂補助具

大判のバスタオル・バスローブ

赤ちゃんの体全体がしっかりと収まり赤ちゃんの肌に直接触れるものなので素材にこだわることが大切です。大きいサイズのタオルであれば、お風呂上りに赤ちゃんの体全体をすっぽりと包み込んであげることができ、全体的に体から水分を取り除くことができます。Poled のフード付きバスタオル大判サイズは無撚糸、100%コットンの天然繊維で作られており赤ちゃんの肌の事を考え作られています。

参照:Poled | フード付き バスタオル 大判サイズ 簡単着脱

シャンプーハット

シャンプーハットは、赤ちゃんのお風呂の時間をより快適にするための便利なアイテムです。多くの赤ちゃんが、目に水がかかるのを嫌がりますが、シャンプーハットを利用することでそのような不快感を軽減し、お風呂の時間を泣かずに過ごすことが可能になります。

Poledのシャンプーハットならお子様の視界を塞がない設計で、肌に密着しシャンプーやお湯が目に入らないようにバスタイムをサポートします。

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参照:Poled | シャンプーハット サイズ調整可能 TPE素材

マットや長座布団

マットや長座布団は、その柔軟性と利便性から、家の中の様々な場面で万能に活躍します。お風呂の待機場所として寝返り前の赤ちゃんを安全に寝かせておくだけでなく、おむつ替えの際や、お昼寝の時にも役立ちます。

クーハン

クーハンは、赤ちゃんを安全に寝かせて持ち運びができる簡易ベビーベッドとして非常に便利です。ベビーバスで赤ちゃんを洗った後すぐにクーハンを使用することにより、赤ちゃんを何度も移動させる必要がありません。

出典:amazon.co.jp

ハイローチェア

ハイローチェアは移動が出来、赤ちゃんのベッド代わりに使えるのでお風呂の時もいつもそばにいられます。

出典:amazon.co.jp

バウンサー

バウンサーは、座り慣れるとブランコを漕ぐように上下に弾ませて遊ぶようになり、ひとりで遊んでくれるのでその間パパ・ママは自由な時間を過ごせます。

出典:amazon.co.jp

お風呂用バスチェア

お風呂用バスチェアは、赤ちゃんをお風呂の中で安全に待たせるのに非常に便利なアイテムです。座って待たすことが出来るので赤ちゃんを両手で洗ってあげることが出来ます。

出典:amazon.co.jp

まとめ

沐浴卒業後も安心してワンオペでお風呂の時間を過ごすためには、事前の準備と赤ちゃんへの適切なケアが鍵となります。

特に、新生児から2歳頃までの赤ちゃんの成長段階に応じたお風呂の入れ方と注意点を理解し、それぞれの月齢で赤ちゃんが安全に楽しめるバスタイムを提供しましょう。また、便利グッズを活用することで、一人でお風呂の時間を管理する際の負担を軽減し、より安全で快適な環境を実現できます。

このガイドを参考にしながら、赤ちゃんとのバスタイムを大切な絆を強める時間として、楽しみながら過ごしてください。ワンオペでのお風呂の時間が、親子にとって愛情を感じる、楽しい時間になるように心がけましょう。

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